ごさん

ごさん
I
ごさん【五三】
〔江戸時代, 寛文(1661-1673)頃まで京都島原の太夫の揚げ代が, 銀五三匁(モンメ)であったところから〕
遊女の最高位である太夫の異名。
II
ごさん【五山】
〔「ござん」とも〕
立派な寺格を有する五つの寺。
(1)インドで, 祇園精舎(ギオンシヨウジヤ)・竹林精舎・大林精舎・鹿園(ロクオン)精舎・那爛陀(ナランダ)寺をいう。 五精舎。
(2)中国, 南宋の寧宗が定めた最高の格をもつ, 五つの禅宗寺院。 径山(キンザン)寺・霊隠(リンニン)寺・景徳寺・浄慈(ジンズ)寺・広利寺をいう。 中国五山。
(3)日本で, 中世臨済宗寺院のうち最高の寺格。 十刹(ジツサツ)・諸山の上に位置する。 五山位にあった寺は時期によって異なるが, 足利義満によって確定された。 京都五山・鎌倉五山などがある。 五岳。
(4){(3)}の禅家五山にならって定められた由緒ある尼寺。 京都・鎌倉に五寺ずつある。 尼寺(アマデラ)五山。
III
ごさん【午餐】
昼食をとること。 また, 昼の食事。 昼食。

「携ふる所の行厨を開きて~す/日本風景論(重昂)」

IV
ごさん【御傘】
俳諧式目。 一〇巻。 松永貞徳著。 1651年刊。 俳諧の作法書と歳時記を兼ねたもの。 俳諧に用いる言葉をいろは順に配列し, 差合(サシアイ)・去嫌(サリキライ)などの解説を施したもの。 俳諧御傘。
V
ごさん【誤算】
(1)あやまった計算。 計算ちがい。
(2)見込みにあやまりがあること。 また, その見込み。 見込みちがい。

「作戦に重大な~があった」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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